2018年10月26日
もう一つの新色、杏色と、なんちゃって襦袢袖の話
さーてと、今日はもう一つの新色、杏色のご紹介です。
杏色、まあたしかにそうなんですが、実はパステル杏の色ですね。大小あられの白ドットが載っておりますので、なお白みがかったアプリコットカラーとなっております。折り紙やクレヨンのペールオレンジや薄だいだいに近いです。


画像は晴れ着需要を想定して、小梅で一番豪華な帯、宝尽くしを合わせております。
裏は、表地よりもう一段薄い、わずかに色味があるアプリコット。なんちゃって襦袢袖の比翼はクリームに近い黄色です。

ちなみに、いつもご覧いただいている方は良くご存知かと思うのですが“なんちゃって襦袢袖”といいますのはですね…
まず浴衣じゃなくて着物の場合には、着物の下に通常、長じゅばんというものを着ておりますね。これは外に着ている着物と同じような形の中着で、正絹でなかなか着物は洗えないので、肌が直接着物に触って汚れないようにすっぽり体を覆っておくような意味合いもあります。ま、襦袢も正絹だったら半襟くらいしか洗えないんですけど、だから洗えるポリの襦袢とか、袖だけポリで身頃は綿のうそつき襦袢とか、いろいろあるわけですね。
というわけで、着物を着ていたら普通は袂や袖口から、襦袢の袖が見え隠れしているわけなんです。
ところがですね、小梅の場合は、襦袢を洋服型にしてしまいました。半襟カットソーです。
小梅の着物はウールだけはドライクリーニングを推奨しておりますが、基本的にお洗濯ができる、正絹のように、汚れを着物につけないためにすっぽり体を覆っておく意味で長じゅばんが必須ではありません。見栄えの意味で、また組み合わせのおしゃれのために、つけ袖もご用意しておりますが、私自身、木綿のときなどは特に、襦袢の袖はなしで着ていることもあります。
でも、ポリ袷江戸小紋シリーズは、晴れ着対応です。いくら洗えるといっても、きちんとした席に、襦袢の袖がないなんて…
だから、なんちゃって襦袢袖をつけたのです。着物の袖の中に、袂と袖口、見えるところだけ、襦袢の生地で比翼にしてあります。
これ、小梅のキテレツな発想でもなんでもありません。留袖はその昔、「喜びを重ねる」という意味で留袖の下に一枚、白い着物を重ねて着ておりました。黒の下に、縁取りのようにその白が見えている感じでしたが、現代ではその白を一枚着ることを簡略化し、袖口、袂、衿元、裾回しのぐるりに白生地で比翼をつけ、2枚着ているように見せています。この仕立てを、比翼仕立てとか人形仕立てといいますね。
思えば表も裏も柄の入った丸帯が表だけの全通の袋帯となり、さらに中に入るところは無地になった六通の袋帯ができ、さらに簡単にするためにお太鼓を一重にする名古屋帯ができ、今では六通や名古屋帯は当たり前です。
また、二枚着ていた留袖も、簡略化で比翼仕立てが普通です。
小梅の着物は長い着物を上下に切ったり、帯を胴に巻く部分とお太鼓に分けたりして着付けを簡略化していますし、襦袢も誰でも一定の衣紋の抜けと衿合わせを実現できるようカットソーにしたり、襦袢を着なくていい着物だから袖口は比翼にしたりしています。
普通の形の着物や帯の流通量に比べて、こういうタイプはまだまだ量が少ないですし、愛用者も少ないので、二部式なんて着物じゃないくらいの扱いを受けることも多々ありますが、一般的な長着や帯が庶民にも広く着られるようになってから今までの間に繰り返されてきたマイナーチェンジのことを思えば、そんなに変なことをしてるわけじゃないと自分では思ってます。
何やら今日は、ちょっとオタクっぽい話になってしまいました。でも着物が好きな方って、着物オタク多くないですか?そんなことないかな?なんせ着物雑誌や着付け教室で得る情報が、着物に関係ない人からしたらとてもマニアックな話ですもんね。みんなが着物を来ていた時代には常識だったのかもしれないけど。
でもオタクにならないと着物が着られないなんておかしな話。何にも知らなくても、自由に楽しめるようであってほしいと思います。
その他詳細は、こちらのブログとfacebookページでも随時ご案内いたします。よかったらそちらもご覧くださーい!
また、着方・つけ方はYoutubeで動画をご案内しておりますのでご参考になさってください。
にほんブログ村 着物・
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杏色、まあたしかにそうなんですが、実はパステル杏の色ですね。大小あられの白ドットが載っておりますので、なお白みがかったアプリコットカラーとなっております。折り紙やクレヨンのペールオレンジや薄だいだいに近いです。
画像は晴れ着需要を想定して、小梅で一番豪華な帯、宝尽くしを合わせております。
裏は、表地よりもう一段薄い、わずかに色味があるアプリコット。なんちゃって襦袢袖の比翼はクリームに近い黄色です。
ちなみに、いつもご覧いただいている方は良くご存知かと思うのですが“なんちゃって襦袢袖”といいますのはですね…
まず浴衣じゃなくて着物の場合には、着物の下に通常、長じゅばんというものを着ておりますね。これは外に着ている着物と同じような形の中着で、正絹でなかなか着物は洗えないので、肌が直接着物に触って汚れないようにすっぽり体を覆っておくような意味合いもあります。ま、襦袢も正絹だったら半襟くらいしか洗えないんですけど、だから洗えるポリの襦袢とか、袖だけポリで身頃は綿のうそつき襦袢とか、いろいろあるわけですね。
というわけで、着物を着ていたら普通は袂や袖口から、襦袢の袖が見え隠れしているわけなんです。
ところがですね、小梅の場合は、襦袢を洋服型にしてしまいました。半襟カットソーです。
小梅の着物はウールだけはドライクリーニングを推奨しておりますが、基本的にお洗濯ができる、正絹のように、汚れを着物につけないためにすっぽり体を覆っておく意味で長じゅばんが必須ではありません。見栄えの意味で、また組み合わせのおしゃれのために、つけ袖もご用意しておりますが、私自身、木綿のときなどは特に、襦袢の袖はなしで着ていることもあります。
でも、ポリ袷江戸小紋シリーズは、晴れ着対応です。いくら洗えるといっても、きちんとした席に、襦袢の袖がないなんて…
だから、なんちゃって襦袢袖をつけたのです。着物の袖の中に、袂と袖口、見えるところだけ、襦袢の生地で比翼にしてあります。
これ、小梅のキテレツな発想でもなんでもありません。留袖はその昔、「喜びを重ねる」という意味で留袖の下に一枚、白い着物を重ねて着ておりました。黒の下に、縁取りのようにその白が見えている感じでしたが、現代ではその白を一枚着ることを簡略化し、袖口、袂、衿元、裾回しのぐるりに白生地で比翼をつけ、2枚着ているように見せています。この仕立てを、比翼仕立てとか人形仕立てといいますね。
思えば表も裏も柄の入った丸帯が表だけの全通の袋帯となり、さらに中に入るところは無地になった六通の袋帯ができ、さらに簡単にするためにお太鼓を一重にする名古屋帯ができ、今では六通や名古屋帯は当たり前です。
また、二枚着ていた留袖も、簡略化で比翼仕立てが普通です。
小梅の着物は長い着物を上下に切ったり、帯を胴に巻く部分とお太鼓に分けたりして着付けを簡略化していますし、襦袢も誰でも一定の衣紋の抜けと衿合わせを実現できるようカットソーにしたり、襦袢を着なくていい着物だから袖口は比翼にしたりしています。
普通の形の着物や帯の流通量に比べて、こういうタイプはまだまだ量が少ないですし、愛用者も少ないので、二部式なんて着物じゃないくらいの扱いを受けることも多々ありますが、一般的な長着や帯が庶民にも広く着られるようになってから今までの間に繰り返されてきたマイナーチェンジのことを思えば、そんなに変なことをしてるわけじゃないと自分では思ってます。
何やら今日は、ちょっとオタクっぽい話になってしまいました。でも着物が好きな方って、着物オタク多くないですか?そんなことないかな?なんせ着物雑誌や着付け教室で得る情報が、着物に関係ない人からしたらとてもマニアックな話ですもんね。みんなが着物を来ていた時代には常識だったのかもしれないけど。
でもオタクにならないと着物が着られないなんておかしな話。何にも知らなくても、自由に楽しめるようであってほしいと思います。
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15周年ありがとうございます
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ありがとうございました!LOVE&KIMONOご報告
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この記事へのコメント
この杏色の着物は、ネットショップになかったのですが、まだ在庫はありますか?以前 こちらで着物と帯を購入して以来、時々ネットショップを覗いていますが、気にいるものは すぐ売り切れになってしまいますね。
Posted by 熊谷直子 at 2019年10月27日 09:25
熊谷様
こちらにお問合せいただいておりましたのを気が付かず申し訳ございませんでした。
杏ですが、Sは完売、MとLは在庫がございます。どうぞご検討くださいませ。
こちらにお問合せいただいておりましたのを気が付かず申し訳ございませんでした。
杏ですが、Sは完売、MとLは在庫がございます。どうぞご検討くださいませ。
Posted by 小梅店主
at 2019年11月11日 11:38
