2018年07月05日
ただ着るだけの半襦袢、半襟カットソーに待望の夏物登場!
はい、ドン。

出ました、半襟カットソー夏用。6000円+税。
従来の半襟カットソーを、夏物の下着として着たい、というご意見やお問い合わせを、本当によくいただいておりました。でも、半襟カットソーは、レオタードみたいに体にぴったりした形。腕や身頃で、衿をホールドする仕組みです。だから、夏はベタベタ体に貼りついて、着るのも脱ぐのもうんざりしちゃうんじゃない?と私は思っていたのですよ。ですから、夏物の下に着るのはおすすめしません、とはっきり申し上げておりました。
ところが、どうしても商品自体が「夏物の下によさそう」というイメージをもたらすらしく、そういったご意見が絶えないため、これはもう夏物をご用意するしかない、ということで、ここ1年程度準備してまいりました。
何といっても生地選びがすべてを左右します。必要なのは、吸湿性、放湿性、速乾性、伸縮性。そして、着たときのひんやりした感覚(接触冷感)も欲しい。
今までは、伸縮性がとても大事だったので、5%ポリウレタンが含まれている、綿の、適度な厚みの肌触りの良い生地、ということで選んでおりました。しかし、ポリウレタンが入るとちょっと暑くなってしまいます。
レーヨン、ポリエステルの混紡で、吸放湿性、速乾性に優れ、接触冷感のある生地がたくさんありました。これはなかなかいいかもしれない。
綿100のニットで、織り糸のケバをガス焼きしてつるつるにし、さらによくよじって縮緬状にシャリ感を出した、薄手の生地を見つけました。これもなかなかいい。
夏場のスポーツウエアにする生地も試しました。汗をかいても快適でいることを目的にした生地ですから、着物の中で汗だくになっても、これならすぐ乾いてくれるかもしれない。
麻100のニット地もありました。繊細な生地で、ちょっと型崩れが気になるけど、夏の着物の下着は麻が王様だし…。
などと、た~~~くさんある生地の中から、最後は4種類まで厳選して、それぞれ半襟カットソーに仕立ててもらいました。形はみんな同じだけど、さて着心地はどうかな…?
着てみると、レーヨン系のものは伸縮性がイマイチで、これは決まった寸法の人しか着れないかも…。綿100ニットは、よく伸びて、肌触りも最高、全身包まれたいくらいの気持ちよさです。ただちょっとだけ、やはり今までのポリウレタン混に比べると、ストレッチ感が頼りないかもしれない。スポーツウェア系は、こちらも伸縮性がイマイチ、生地にも厚みがあり、この上に何も着ないのであれば機能的なのかもしれないけど、下着として着るにはどうかな?という感じ。
さらに、沸かしたお風呂のふたを開けた浴室で、真夏のムシムシ環境を再現して着てみました。足踏みしたり、脱いだり着たり。それから洗濯して、同時にせーので乾かしはじめ、乾き具合を見ました。
それで総合点で一番よかったのが綿100のニット。レーヨン系とはかなり競ったのですが、伸縮性でこちらに軍配でした。

先日、30度を超えていた昼日中に、小千谷縮(麻織物)の中にこれを来て外を歩いておりました。確かに暑いはずなのに、腕回り、胸元も、着物、カットソーともスカ~、スカ~と風が抜ける感覚があり、とても快適!帯は半幅でいつもより背中は涼しくしていたのは当然として、散々歩き回った後、家に戻って脱ぎましたら、汗で濡れていたのはお腹の帯の当たる部分だけでした。腕や脇、胸などは、着ながら乾いたとみえて、濡れて貼りついて不快ということは最後までありませんでした。というわけで、脱ぐときも前ボタンを外して、さらっと脱げました。もちろん、どれくらい汗をかくかは、個人差、環境差もあると思いますが、個人的にはこの夏物半襟カットソー、十分合格だと思いましたよ!!
とはいえ、この生地もストレッチ感、伸びるというより、伸びた後戻ろうとする力が、従来のシリーズには劣ります。ですから、ワンサイズですべての方に、はちょっと無理なので、M、Lの2サイズ展開にいたしました。Mは今までと同じサイズ、Lはそれより一回り大きくなっています。

腕回りか、胸回りで、ちょうどよい方をお選びください。カラーは、下に着て目立ちにくい影色にいたしました。


洗濯は今まで通り、ネット使用で通常のお洗濯が可能です。また、このままでも絽半襟がついていますが、お好きな半襟をかけて使っていただけるのも小梅の半襟カットソーの特徴です。
ちなみに、半襟カットソーは衿芯を抜いて、ネットで洗ってくださいとお願いしておりますが、今回わたくし、メッシュ芯を使っておりましたが、ん~~~、洗っちゃう?ということで、メッシュ芯を差し込んだまま、ネットに入れて洗濯してみました。どれだけめんどくさがりなのかと。
結果は、なんともありませんでした。もっとも、繰り返すうちには、もしかしたら劣化が早いとかあるかもしれません。ただ夏物なので、たまには芯も水を通して汗抜きするのも理にかなっているかな?
お買い上げいただく際には、芯なし、プラ芯あり(+100円)、メッシュ芯あり(+180円)でお選びいただけるようになっております。
袖はどうするの、下はどうするの、というご質問もよくいただきます。私は、着物が綿か麻なら特につけ袖も使わず上はこのままで、下はステテコか、キュプラの裾除けを使っています。どこに着ていくかによって、カットソーではなく麻の長じゅばんを使うこともありますが、長じゅばんだと、着つけに紐や伊達締めが必要になりますね。…そのあたりはケースバイケースで、柔軟に夏着物をお楽しみいただければと思います!
その他詳細は、こちらのブログとfacebookページでも随時ご案内いたします。よかったらそちらもご覧くださーい!
また、着方・つけ方はYoutubeで動画をご案内しておりますのでご参考になさってください。
にほんブログ村 着物・
和装←もしよろしければポチっとお願いします!
出ました、半襟カットソー夏用。6000円+税。
従来の半襟カットソーを、夏物の下着として着たい、というご意見やお問い合わせを、本当によくいただいておりました。でも、半襟カットソーは、レオタードみたいに体にぴったりした形。腕や身頃で、衿をホールドする仕組みです。だから、夏はベタベタ体に貼りついて、着るのも脱ぐのもうんざりしちゃうんじゃない?と私は思っていたのですよ。ですから、夏物の下に着るのはおすすめしません、とはっきり申し上げておりました。
ところが、どうしても商品自体が「夏物の下によさそう」というイメージをもたらすらしく、そういったご意見が絶えないため、これはもう夏物をご用意するしかない、ということで、ここ1年程度準備してまいりました。
何といっても生地選びがすべてを左右します。必要なのは、吸湿性、放湿性、速乾性、伸縮性。そして、着たときのひんやりした感覚(接触冷感)も欲しい。
今までは、伸縮性がとても大事だったので、5%ポリウレタンが含まれている、綿の、適度な厚みの肌触りの良い生地、ということで選んでおりました。しかし、ポリウレタンが入るとちょっと暑くなってしまいます。
レーヨン、ポリエステルの混紡で、吸放湿性、速乾性に優れ、接触冷感のある生地がたくさんありました。これはなかなかいいかもしれない。
綿100のニットで、織り糸のケバをガス焼きしてつるつるにし、さらによくよじって縮緬状にシャリ感を出した、薄手の生地を見つけました。これもなかなかいい。
夏場のスポーツウエアにする生地も試しました。汗をかいても快適でいることを目的にした生地ですから、着物の中で汗だくになっても、これならすぐ乾いてくれるかもしれない。
麻100のニット地もありました。繊細な生地で、ちょっと型崩れが気になるけど、夏の着物の下着は麻が王様だし…。
などと、た~~~くさんある生地の中から、最後は4種類まで厳選して、それぞれ半襟カットソーに仕立ててもらいました。形はみんな同じだけど、さて着心地はどうかな…?
着てみると、レーヨン系のものは伸縮性がイマイチで、これは決まった寸法の人しか着れないかも…。綿100ニットは、よく伸びて、肌触りも最高、全身包まれたいくらいの気持ちよさです。ただちょっとだけ、やはり今までのポリウレタン混に比べると、ストレッチ感が頼りないかもしれない。スポーツウェア系は、こちらも伸縮性がイマイチ、生地にも厚みがあり、この上に何も着ないのであれば機能的なのかもしれないけど、下着として着るにはどうかな?という感じ。
さらに、沸かしたお風呂のふたを開けた浴室で、真夏のムシムシ環境を再現して着てみました。足踏みしたり、脱いだり着たり。それから洗濯して、同時にせーので乾かしはじめ、乾き具合を見ました。
それで総合点で一番よかったのが綿100のニット。レーヨン系とはかなり競ったのですが、伸縮性でこちらに軍配でした。
先日、30度を超えていた昼日中に、小千谷縮(麻織物)の中にこれを来て外を歩いておりました。確かに暑いはずなのに、腕回り、胸元も、着物、カットソーともスカ~、スカ~と風が抜ける感覚があり、とても快適!帯は半幅でいつもより背中は涼しくしていたのは当然として、散々歩き回った後、家に戻って脱ぎましたら、汗で濡れていたのはお腹の帯の当たる部分だけでした。腕や脇、胸などは、着ながら乾いたとみえて、濡れて貼りついて不快ということは最後までありませんでした。というわけで、脱ぐときも前ボタンを外して、さらっと脱げました。もちろん、どれくらい汗をかくかは、個人差、環境差もあると思いますが、個人的にはこの夏物半襟カットソー、十分合格だと思いましたよ!!
とはいえ、この生地もストレッチ感、伸びるというより、伸びた後戻ろうとする力が、従来のシリーズには劣ります。ですから、ワンサイズですべての方に、はちょっと無理なので、M、Lの2サイズ展開にいたしました。Mは今までと同じサイズ、Lはそれより一回り大きくなっています。
腕回りか、胸回りで、ちょうどよい方をお選びください。カラーは、下に着て目立ちにくい影色にいたしました。
洗濯は今まで通り、ネット使用で通常のお洗濯が可能です。また、このままでも絽半襟がついていますが、お好きな半襟をかけて使っていただけるのも小梅の半襟カットソーの特徴です。
ちなみに、半襟カットソーは衿芯を抜いて、ネットで洗ってくださいとお願いしておりますが、今回わたくし、メッシュ芯を使っておりましたが、ん~~~、洗っちゃう?ということで、メッシュ芯を差し込んだまま、ネットに入れて洗濯してみました。どれだけめんどくさがりなのかと。
結果は、なんともありませんでした。もっとも、繰り返すうちには、もしかしたら劣化が早いとかあるかもしれません。ただ夏物なので、たまには芯も水を通して汗抜きするのも理にかなっているかな?
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袖はどうするの、下はどうするの、というご質問もよくいただきます。私は、着物が綿か麻なら特につけ袖も使わず上はこのままで、下はステテコか、キュプラの裾除けを使っています。どこに着ていくかによって、カットソーではなく麻の長じゅばんを使うこともありますが、長じゅばんだと、着つけに紐や伊達締めが必要になりますね。…そのあたりはケースバイケースで、柔軟に夏着物をお楽しみいただければと思います!
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小梅のオリジナル、すずめコート
この夏は浜松注染そめ浴衣を推してます
すずめコートの新作はカシミヤ100%
久々復活!上着カテゴリー
嬉しい!手紡ぎ手織り草木染二部式帯新作出ました!
静岡県に対する初期設定、グリーンティーファーム
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Posted by 小梅店主 at 11:15│Comments(0)
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