2015年06月13日
兵児帯を上手に結ぶには
梅雨入りしてしまいました。またしてもご無沙汰してすみません。
ショップでは、今年は新しくプリント柄の麻100%の着物を作りました。
3色あります。お花がギッシリ連なった、バティック柄です。18000円+税、木綿並みのお値段です。
(ちなみに、モデルさんは小梅がいつも糸でお世話になっている熊沢糸店の看板娘。日頃からオシャレなので、いつかモデルに…と企んでいたのです。熊沢糸店は、三島大社の前を東西に横切る通り沿いの商店街に古くからある老舗の手芸屋さんですよ。いつから立ってるの!というような古~い店構えがいい感じ。編み物教室も相当歴史があるらしいです。お隣の紙屋さんも、これまた好きな人は大好きだと思う。だって紙屋さんですよ?お向いの金物屋さん(荒物?)もワンダーランド。三島大社まで来たら、ぜひあの商店街をぶらぶらしてみてください!)
さて



ラミー麻ですので、つるっとシャッキリ、夏着物らしい涼感があります。
肌触りは、木綿のような柔らかさではないですよ。ザリッとした肌当たりといいましょうか。ただ麻はそのシャッキリ感ゆえに、肌にべたべたつきませんので、あまり気にならないのかなと思います。袖口や身八つ口からスカスカ風が通る感じは麻ならでは。
お手入れは手洗いかネット使用弱水流で。干す時にしわを伸ばして形を整えれば、アイロンなしでも大丈夫そうですよ。汗かいたらどんどん洗えますね!
このバティック柄のせいなのか、ラオス産の手紬手織り大人の兵児帯がどれもこれもよく合います。



ちなみに兵児帯をどうやって結んだらいいかわからないというお声を時々聞きますが、おすすめなのはお太鼓系か、文庫系です。
お太鼓だったらビシッと二重太鼓もできますが、こんなふうに垂れる感じがおすすめ。帯はローズ×カラシシャンブレーを使いました。

文庫系は、リボンが背中にモリッとならずに、だら~っとしてしまうというお悩みもお聞きするのですが、これは手の部分を長めにとっておいて(写真参照)、これをくりくりと巻きあげて、結び目の下にぐいっと突っ込んであげると、枕の代わりになってしっかり上向きます。もちろん、帯は長さいっぱい帯結びに使って、ハンドタオルか何かを別途差し込んでもいいんですよ。

このくらいとっておきます。

横から見ると、まだこんなに垂れてます。

はい、突っ込みました。もりっとあがります。

真後ろから見るとこのくらい。
また結び目に帯締めを通して、背中にギュッとつける方法もあります。
腰かけたりして、リボンが潰れてしまうこともあると思いますが、そういうときはチョイチョイと後ろ手で下から上にはたきあげるようにして空気を入れればまたある程度は戻ります。
さて、小梅の麻のラインナップ、このプリントが18000円+税、従来の新之助上布がプライスダウンで40000円+税、どちらも同じラミー麻なのに倍以上のお値段。何が違うのでしょうか。
一言で言うと、何もかも違います。まず糸から違うということが、これは触ればわかります。また打ち込みのしっかり具合も違いますし、おそらく同じ頻度で着れば寿命が全然違うはずです。同じなのは、縫製だけですね。どちらも小梅自慢の縫い子が1着1着縫いました。麻は手でかがっている部分が多いので、手間ひまも十分かかっています。
生地サンプルは無料でお送りしておりますので、違いを確かめられたい方はメールでご希望の生地とお送り先住所をお知らせください。
※先日、新之助上布の糸はこんにゃくの糊がかかっている、とご案内しましたが、でんぷん糊の誤りでした。ごめんなさい。
ちなみに、新之助上布は近江上布ですが、同じ近江上布でも「んっ?」というくらいお値段の安いものを見ることがあります。これは、外国で生まれ育ったお肉でも、日本で加工さえすれば「国産」と表示されるのと同じあれだそうですよ。新之助上布は、大西師匠が彦根の工場でガッシャンガッシャン、繊細で気が遠くなるような作業を繰り返して織り上がりますのでね。念の入れようも違うというものです。
当然ですが、お値段には理由がありますね。
facebookページでほかの画像もいくつか載せています。よかったらそちらもご覧くださーい!
小さいですが生地サンプルは無料でお送りしております。ご希望の方は
こちら
から、生地をご希望の商品名とお送り先のご住所をおしらせください。
にほんブログ村 着物・
ショップでは、今年は新しくプリント柄の麻100%の着物を作りました。
3色あります。お花がギッシリ連なった、バティック柄です。18000円+税、木綿並みのお値段です。
(ちなみに、モデルさんは小梅がいつも糸でお世話になっている熊沢糸店の看板娘。日頃からオシャレなので、いつかモデルに…と企んでいたのです。熊沢糸店は、三島大社の前を東西に横切る通り沿いの商店街に古くからある老舗の手芸屋さんですよ。いつから立ってるの!というような古~い店構えがいい感じ。編み物教室も相当歴史があるらしいです。お隣の紙屋さんも、これまた好きな人は大好きだと思う。だって紙屋さんですよ?お向いの金物屋さん(荒物?)もワンダーランド。三島大社まで来たら、ぜひあの商店街をぶらぶらしてみてください!)
さて
ラミー麻ですので、つるっとシャッキリ、夏着物らしい涼感があります。
肌触りは、木綿のような柔らかさではないですよ。ザリッとした肌当たりといいましょうか。ただ麻はそのシャッキリ感ゆえに、肌にべたべたつきませんので、あまり気にならないのかなと思います。袖口や身八つ口からスカスカ風が通る感じは麻ならでは。
お手入れは手洗いかネット使用弱水流で。干す時にしわを伸ばして形を整えれば、アイロンなしでも大丈夫そうですよ。汗かいたらどんどん洗えますね!
このバティック柄のせいなのか、ラオス産の手紬手織り大人の兵児帯がどれもこれもよく合います。
ちなみに兵児帯をどうやって結んだらいいかわからないというお声を時々聞きますが、おすすめなのはお太鼓系か、文庫系です。
お太鼓だったらビシッと二重太鼓もできますが、こんなふうに垂れる感じがおすすめ。帯はローズ×カラシシャンブレーを使いました。
文庫系は、リボンが背中にモリッとならずに、だら~っとしてしまうというお悩みもお聞きするのですが、これは手の部分を長めにとっておいて(写真参照)、これをくりくりと巻きあげて、結び目の下にぐいっと突っ込んであげると、枕の代わりになってしっかり上向きます。もちろん、帯は長さいっぱい帯結びに使って、ハンドタオルか何かを別途差し込んでもいいんですよ。
このくらいとっておきます。
横から見ると、まだこんなに垂れてます。
はい、突っ込みました。もりっとあがります。
真後ろから見るとこのくらい。
また結び目に帯締めを通して、背中にギュッとつける方法もあります。
腰かけたりして、リボンが潰れてしまうこともあると思いますが、そういうときはチョイチョイと後ろ手で下から上にはたきあげるようにして空気を入れればまたある程度は戻ります。
さて、小梅の麻のラインナップ、このプリントが18000円+税、従来の新之助上布がプライスダウンで40000円+税、どちらも同じラミー麻なのに倍以上のお値段。何が違うのでしょうか。
一言で言うと、何もかも違います。まず糸から違うということが、これは触ればわかります。また打ち込みのしっかり具合も違いますし、おそらく同じ頻度で着れば寿命が全然違うはずです。同じなのは、縫製だけですね。どちらも小梅自慢の縫い子が1着1着縫いました。麻は手でかがっている部分が多いので、手間ひまも十分かかっています。
生地サンプルは無料でお送りしておりますので、違いを確かめられたい方はメールでご希望の生地とお送り先住所をお知らせください。
※先日、新之助上布の糸はこんにゃくの糊がかかっている、とご案内しましたが、でんぷん糊の誤りでした。ごめんなさい。
ちなみに、新之助上布は近江上布ですが、同じ近江上布でも「んっ?」というくらいお値段の安いものを見ることがあります。これは、外国で生まれ育ったお肉でも、日本で加工さえすれば「国産」と表示されるのと同じあれだそうですよ。新之助上布は、大西師匠が彦根の工場でガッシャンガッシャン、繊細で気が遠くなるような作業を繰り返して織り上がりますのでね。念の入れようも違うというものです。
当然ですが、お値段には理由がありますね。
facebookページでほかの画像もいくつか載せています。よかったらそちらもご覧くださーい!
小さいですが生地サンプルは無料でお送りしております。ご希望の方は
こちら
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