2008年07月18日
浴衣 着付けの勘どころ1
サマーセール開催中
今年は浴衣の扱いはない小梅ですが…
浴衣を着たい!という声を多数お聞きしますので、ちょっと気をつけると断然ビシッときまる、着付けのいくつかのポイントを紹介したいと思います。
腰回りにタオルを巻いたりして補正をするとなおビシッと決まるのですが、今回は補正は省きました。浴衣の季節はなにしろ暑いということと、浴衣なので、多少腰回りのくびれがあってもいいかなと。
それに、着付けがちゃんとできていれば、補正がなくても浴衣はそうそう着くずれません!木綿ですからね。
というわけで、必要なものは、浴衣、帯、腰紐2本だけです。
モデルは店主のきもの友達、AMさんにお願いしました!ご協力ありがとうございます!
まず裾丈。
鏡を見ながら、襟先を持って前に引き、ちょうど良い丈に裾を決めます。ゆかたなので、くるぶしくらいがいいですね!
次に、上前幅を決めます。上前は、左手で持っている側です。鏡で見ながら、腿の一番太いところに上前の端がかかるように幅を取ります。このとき、先ほど決めた裾丈があがったり下がったりしないように、右手はしっかり外に引きながら、お尻に生地がついている状態をキープします。
さて、さきほど決めた上前幅、その状態でお尻から生地が離れないよう、ずれないように保ってくださいね。保ちつつ、左手はそっと開いて、今度は右手で持っている下前を体に巻きつけます。開いた左手は上へ上がらないように、水平に開き、右手は左腰まで持ってきたらそこでググッと15センチくらい、思い切って持ち上げてください。このとき、右側の裾(○の部分)は上がらないように注意してください。あくまで、右手で握っている、その襟先の側だけを持ち上げます。
ここが最初の勘どころです。ここで下前をしっかりあげておくと、裾つぼまりのキリッとしたシルエットになります。あげておかないとどうなるかといいますと、裾広がりの台形のようなシルエットになってしまうことと、歩いているうちに足にひっかかって、ますます下前が下がって着くずれのもとにもなります。なので、思い切ってあげちゃってください
右手は腰のところで押さえたまま、先ほどそっと開いておいた上前を、前で水平に重ねます。こちらの裾は、5センチ程度、気持ちだけ持ち上げておく程度でいいでしょう。絹の染めのきものの時はもうちょっと上げますけどね。浴衣なので。
重ねたら、左のひじで、右手で持って押さえている下前を押さえて、右手は抜いてください。つまり、左手の手先、腕、ひじ全体をつかって、今まで体に巻きつけてきた下前と上前を全部押さえる感じです。
そうしたら、押さえている左手の手先と、あいた右手とを駆使して、腰紐を結びます。結んだら、余った紐はベロンと垂れてこないように、結んである紐にねじってかけたり、押し込んだりしておきましょう。要するに、あとで帯を結んだ時に中でゴロゴロしたり、帯の下から腰紐が見えてきたりしなければいいんです。
これで下半身が終わりました。
さて、長くなったので続きはまた次回といたします。
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今年は浴衣の扱いはない小梅ですが…
浴衣を着たい!という声を多数お聞きしますので、ちょっと気をつけると断然ビシッときまる、着付けのいくつかのポイントを紹介したいと思います。
腰回りにタオルを巻いたりして補正をするとなおビシッと決まるのですが、今回は補正は省きました。浴衣の季節はなにしろ暑いということと、浴衣なので、多少腰回りのくびれがあってもいいかなと。
それに、着付けがちゃんとできていれば、補正がなくても浴衣はそうそう着くずれません!木綿ですからね。
というわけで、必要なものは、浴衣、帯、腰紐2本だけです。
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まず裾丈。
鏡を見ながら、襟先を持って前に引き、ちょうど良い丈に裾を決めます。ゆかたなので、くるぶしくらいがいいですね!
次に、上前幅を決めます。上前は、左手で持っている側です。鏡で見ながら、腿の一番太いところに上前の端がかかるように幅を取ります。このとき、先ほど決めた裾丈があがったり下がったりしないように、右手はしっかり外に引きながら、お尻に生地がついている状態をキープします。
さて、さきほど決めた上前幅、その状態でお尻から生地が離れないよう、ずれないように保ってくださいね。保ちつつ、左手はそっと開いて、今度は右手で持っている下前を体に巻きつけます。開いた左手は上へ上がらないように、水平に開き、右手は左腰まで持ってきたらそこでググッと15センチくらい、思い切って持ち上げてください。このとき、右側の裾(○の部分)は上がらないように注意してください。あくまで、右手で握っている、その襟先の側だけを持ち上げます。
ここが最初の勘どころです。ここで下前をしっかりあげておくと、裾つぼまりのキリッとしたシルエットになります。あげておかないとどうなるかといいますと、裾広がりの台形のようなシルエットになってしまうことと、歩いているうちに足にひっかかって、ますます下前が下がって着くずれのもとにもなります。なので、思い切ってあげちゃってください
右手は腰のところで押さえたまま、先ほどそっと開いておいた上前を、前で水平に重ねます。こちらの裾は、5センチ程度、気持ちだけ持ち上げておく程度でいいでしょう。絹の染めのきものの時はもうちょっと上げますけどね。浴衣なので。
重ねたら、左のひじで、右手で持って押さえている下前を押さえて、右手は抜いてください。つまり、左手の手先、腕、ひじ全体をつかって、今まで体に巻きつけてきた下前と上前を全部押さえる感じです。
そうしたら、押さえている左手の手先と、あいた右手とを駆使して、腰紐を結びます。結んだら、余った紐はベロンと垂れてこないように、結んである紐にねじってかけたり、押し込んだりしておきましょう。要するに、あとで帯を結んだ時に中でゴロゴロしたり、帯の下から腰紐が見えてきたりしなければいいんです。
これで下半身が終わりました。
さて、長くなったので続きはまた次回といたします。
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Posted by 小梅店主 at 09:00│Comments(0)
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