きものは着るもの

今日から東京国立博物館で特別展きものが始まりました。スタッフの皆様のご尽力に感謝です。いつ行こうかな、まだ決めていません。

こういうときに何を着ていくか、着物好きの方や、プロの方も多くいらっしゃると思うと、なかなか考えてしまうのですが、今朝のテレビで、この展覧会の広報大使であるIKKOさんが濃紺の一見地味な紬に白一色の帯で会場を案内していらっしゃり、さすがでした。豪華絢爛の素晴らしい着物の数々が展示されているのですから、主役はそちらに譲るのがマナー。IKKOさんの装いは、お値段的には庶民には到底まねできないものかもしれませんが、どんな時に何を着ているか、何にどんな配慮をされてのそのチョイスなのかということは、必ず意味のあるものになっているように思うので、いつも注目しています。

小梅はほぼ普段着しか扱っていないお店なので、難しいことは考えず、自分のために好きなように装えばよいという立場ですが、ストーリーをコーディネートの中に織り込めるのも着物のよさの一つなので、何かの時には装うことの意味など考えるのも着物が深まりますし、何より楽しく、甲斐があることだと思います。

などとハードルを上げ切ったところで、平常心で今日ご紹介するのは先日から続いております季節の推しシリーズ。



こちらの阿波しじらは、ローズ系の深いピンクにブルーの格子になります。白の草木染（いや染めてないか）カルタ帯に、格子の色から引っ張った青系の真田紐を合わせました。あらかわいい。襟なしで浴衣でもいいけど、この色なら衿元に白が入った方が見た目が涼しくなるかな？足袋は薄いグレーかアイスブルーとか。籠系のバッグで出かけて、用事が済んだら宇治金時を食べたい。そんなイメージです。

こちらはセパレート仕立て上がり即納、税込み24200円。中に着る絽半襟の半襟カットソーもご一緒にぜひ。


小さいですが生地サンプルは無料でお送りしております。ご希望の方はこちらから、生地をご希望の商品名とお送り先のご住所をおしらせください。