きものは着るもの

今日は雨の予報だったのに、バリっと晴れて気持ちのよい朝でした。
熊本での大地震と、未だ続いている余震。案じております。

さて桜もすっかり緑になり、木綿が気持ちいい季節になりました。朝ドラ「とと姉ちゃん」の舞台が今朝まで浜松だったから（今朝は東京に引っ越すという話になっていました）、というわけではないのですが、この春は久しぶりに遠州木綿をいくつか増やしました！
しばらく扱いのなかったなないろ紬シリーズで、曼珠沙華と枯色です。




こちら、どちらも経糸は紺とマルチカラー、横糸が曼珠沙華は赤で、枯色はカラシです。
このように、縦と横でまったく違う色を平織にすると、シャンブレーといって、見る角度で色が変わって見える、不思議な色合いになります。
曼珠沙華は紺赤ミックスなので結果として赤紫、とわかりやすいのですが、枯色のほうは紺が
暗い色、カラシが明るい色と明度が違うせいか、よりシャンブレー感が強く、本当に何色だかわからない色になっています。日差しのないところで平たく見れば茶系なのですが、光にあたって立体的に見ると、かすかに金属的なつやのように見えたり、いい感じに色の抜けたデニムの乾いたブルーのようであったりと、不思議です。



小さいですが着物の生地サンプルは無料でお送りしております。ご希望の方はこちら
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小さい生地では全体像が想像しにくくはあるのですが、画像ではどうしても現物のカラーが表現しきれないので。

こちらの反物は裄は70センチまで出せます。小梅の標準寸法は、裄66センチ、お洋服で7～11号の方向けのＭ寸、裄69センチ、お洋服で11～15号の方向けのＬ寸、15号以上の方向けのぽちゃＭ寸に対応しております。横幅からＭ、Ｌ、ぽちゃＭをご選択いただき、裄や丈はご指定の寸法でお誂えが可能です。
ギチッと一昼夜かけて湯通し、地直ししてから縫い子が一着一着誂えております。その他の木綿が反物だけで2万円程度するなか、これだけ手間ひまかけて仕立て上がりで22000円+税ですのでね。

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