きものは着るもの

これなーんだ！



見つけてしまいました。一応新品です！

アップにすると……



竹ひごの先に針が出ています。



棒の方は、ぱかっとあけるとこちらも針が出ています。

もうわかったかな？そうです、洗い張りの道具、張り木と伸子針（シンシバリ）です。

昭和30年代からそのまんまほったらかしてあるような、不思議なお店の片隅で、ほこりにまみれているところを救出！
ご主人も「お墓でご先祖さんに聞いてみないと値段がわかんねえ」と言いつつ「３千円もらっていいかな」と言われたので言い値で買ってまいりました。こんな身近で手に入るとは！

やってみたかったんです洗い張り。うちにはいただき物でほどかないことには使い道のない着物や羽織がたくさんあるし…。
でも一反のびのび干せるスペースはないので、まずは袖一枚から（いきなり小規模！！）チャレンジしてみたいと思います。

このお店、三島の中央町郵便局の近くにあって、平日通ってもだいたいシャッターしまってる気がするんですけど、週末通りがかったらあいてたので入ってみました。何に使うかわからないような古い道具がいろいろあって、私にとってはワンダーランド。
木の小箱の底面が、これまた木のローラーになってて、その箱に石鹸を入れて、洗濯物の上をコロコロさせて洗う道具、ワイシャツの首回りを洗うのにすごいよさそうだったけど、「だーめ、それは売らない」だって！えーっ、欲しかった！せめて写真を取ればよかったですね。本物の藁のストローもあったなぁ。

ほかにもこんな箱を買いました。



単行本くらいのサイズでお値段700円。50年前のお値段です！紙製で、漆が塗ってあります。新品なのに、角がはげたりしてすでに古道具の貫録。
あははは、おもしろ～い、ほんとこういうの大好き。またあいてる時に通りがかれるといいなぁ…。隣のスペースで油絵を描いているのがご主人で、おもしろい静岡のおっちゃんという感じなのですが、絵はとても繊細でした。



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