2014年12月18日
ついに予約開始、半襟カットソー詳細
大変長らくお待たせいたしました。半襟カットソー、紆余曲折を経て、ようやく販売までこぎつけました。只今ご予約受付中、来週24日から随時発送できる予定です。
小梅にはもともと、脇全開でちょっと変わった形のガーゼの半じゅばんがありました。これは衣紋が好きなだけ抜けて、襟元を合わせたらもう崩れてこない、襟元の悩みを解消する商品です。でも、着付けが簡単になるか、っていったらそうでもないようなのが気になっていたんです。
でも半襟カットソーは違います。圧倒的に、今までになく簡単で、しかもクリッとしっかり衣紋が抜けます。

着物は着替える前にヘアのセットとお化粧したほうがいいって言われますが、この半襟カットソーはかぶりなので、お化粧前にこれだけは着た方がいいですよ。衿にプラ芯入れるんですけど、そのせいもあって、かぶるとき襟裏がお顔にあたる確率高し。うっかり忘れて先にお化粧しちゃったら、スカーフとか別布をかぶって着た方がいいと思います。
でその着方なんですけど、カットソーなんで着るだけです。プラ芯は衿の先から入れますが、着る前に入れてくださいね、着てからだと難しいです。

でもって、着たら、身頃の前に背中心ならぬ腹中心(!)の縫い目がありますのでこれで中心を確かめてください。どうでもいいようですが意外と大事。上から着物着たとき、微妙に左右にずれてるのがあとからわかったりすると面倒ですから。
それから、衿合わせして、ベルクロで貼り止めたらおしまいです。今までの苦労は何だったのかと、一瞬ぼーっとするほどの簡単さ。


素材は綿95、ポリウレタン5の、ぴったりフィットするストレッチ。そこが実はミソでして、サイズはフリーなんですが、襟元の合わせをすべての人にそこそこいい感じにしていただくために、衿だけじゃなく身頃もフル活用します。
もし衿肩あきをもっと開けたかったら(首回りゆったり)肩と袖を外に引っ張ります。

もっと詰めたかったら、逆に肩と袖を首の方へ引っ張りあげてください。

もっと合わさりを浅くしたいのにベルクロの長さが足りないなら、身頃を中心に引き寄せたらベルクロも一緒に内側に移動するでしょ?

身頃がぴったりフィットなおかげで、どこも引っ張らずにすんなり着たときの衿とベルクロの可動範囲以上に、身頃を伸縮させることで襟まわりも大きくしたり小さくしたりできるというわけ。細かい寸法は、ショップページでご確認くださいね。
でこれ半じゅばんだから、うそつき袖はどうするのって話なんですが、まぁこのカットソーにうそつき袖をつけてもいいでしょうけど、身頃に伸縮性があるから、きっちりした裄を決められないと思うんですよ。だから、着物の袖裏につけた方が、はみ出してこなくていいと思いますよ。
でももっといいのは、この半襟カットソーと組み合わせて着るために作った例のやつ。ほら、袖とたもとを、襦袢着てるみたいに中に別布をぬいつけてある、あの着物。

あの着物、色無地(江戸小紋)じゃないですか。しかも袷仕様で、小梅で初めてフォーマルいける着物。
このカットソーにあの着物だったら、子供の七五三やら、卒入学やら、自分で着られちゃいますよ。あとはお茶のお稽古だったら、これに半幅かるたをくるっと巻いたらどうですか。水にぬれても大丈夫、ひざも出にくいポリエステル製(東レシルジェリー)。
あと、衿はポリのジョーゼットなので、一越縮緬みたいな感じです。オフホワイトで優しい雰囲気。

ただこれ好きな半襟かけるには、ちょっと工夫が必要です。衿先にベルクロが付いているので、そこよりは短くつけないと、衿を止められなくなるんですよ。だから普通の半襟だと長すぎて、これ専用に切るか、折るかしなきゃいけない。
お勧めは、これ専用に、はぎれとかでいい長さにしたものを使うこと。で、縫い付けるのも、襦袢みたいに平たく開いては縫えないんです。前がふさがってますから、常にU地にカーブしたままになるわけで、縫うとき工夫がいると思いますよ。
私だったら…いつもどおり安全ピンでつけちゃうかも、あは!ま、白いまま着るならそんな心配自体しなくていいんですけどね。
さてこういうTシャツ型のきものインナー、男性ものは以前からありました。衿元の角度が決まっていることと、衣紋をぬかないために、パターンも、縫製も、作るのはそんなに難しくありません。女性用も、あるにはあった。ずっとまえ見たのは、洋服としても着られるような形にしてあったかな。でもたしか、お値段は結構してた。
だから女性物で、買える値段のものを、ずっと作りたかったんです。
女性物だって男性用と似たようなもんでしょう!と思って作り始めたこの半襟カットソー。今回も例によって、うちの自慢の縫い子(またしても大活躍)に、こんなふうでこんなふうで、と私が絵をかいたり説明したりしたものから、パターンを起こしてサンプルを縫ってもらいました。
おお!できたじゃん!と同時に、カットソー関係を扱っている工場にコンタクトをとり、見積もってもらいました。
ほんとはお値段は3000円くらいにしたかった。でもそれは、工場に見積もってもらった時点で「どう考えても絶対無理」ってばっさり却下。だからってこの商品を世に出さないわけにはいけないと思っていましたので、100歩譲って4000円までにならできるかな、というところでGOサインを出しました。ところがどっこい!!
工場でなかなかサンプル通りのサンプルができない。こちらで作ったサンプルの素材と、実際商品にした今回の素材が同じものじゃなかったことなどから、これ思ったより全然難しいよ、ってことになり、サンプルに次ぐサンプル、いったい何枚作ったやら…。ほらこの写真。ほかにも、ほどいたのやら合わせたらもっとあります。

で最後にこれでよしってなったとき、もとの見積もりじゃ全然合わないから取りなおさせてって言われて、出てきた金額、目玉出ました。5割増しになってたから。それってつい先週くらいのこと。つまり、出るよ、出るよ、ってデザフェス以来散々世の中に言いふらしてからのこと。
でもう、クラクラしちゃったんですけど、そこからちょっとだけ先方にも頑張ってもらって、私もウンウン唸り~の、電卓をたたき~の、腕組んで虚空を睨み~の、で、本当にごめんなさい。4670円+税、これ限界です。
正統派の方には嫌われそうですが、こういうの待ってた、っていう方にはきっとお役に立てる商品だと思います。
わかってます。自分サイズに誂えた、絹で手縫いの長じゅばんが一番着心地良くて、綺麗に着られるってこと。でも私、毎回それは無理なんです。ぱっぱと着て、ぱっぱと洗いたい。
それに、いくら教えても、着る機会がなかったらなかなか身につかない着付け。着たい気持ちがあるのに、自分で着られないせいで着物から距離ができてしまうことが、残念でしょうがないんです。
「着物着たい」って言ってる人のうち、日常のファッションとして着物を楽しみたいっていう人もいれば、何かの時には着物を着たいと思ってる人もいて、たぶん後者のほうがずっと多い、というのが私が普段着専門店で7年やってきた実感、てことはこの前もどっかで書いた。
でも何かの時ってつまり晴れ着でしょ?晴れ着は普段着より着付けが難しいのに、普段から着てなくて、そのときだけばっちり着られるようになりたいとしたら、やっぱり身につくまでは何度も着る機会がないと難しいと思う。
それなのに「何かの時には着物着たい、でも自分で着られない」って言ってる人が大勢いる。その問題をどうするか、って言うことに対する私の答えがこの半襟カットソーと、袖比翼の色無地です。
これで自分で着て、着物に親しんだら、もっともっと果てしなく広い着物の世界に一歩踏み出してくれる人が、一人でも多くいることを願います。
今日は長ーーくなってしまいました。最後まで読んでくださった方、ありがとうございました!
来週は21~23日、安倍川でこのカットソーも先行発売します。暮れの忙しいときですが、お近くの方はよかったらいらしてくださいね。
フェイスブックページでも、いろいろな情報を随時ご紹介していますので、合わせてご覧くださいませ!
小さいですが生地サンプルは無料でお送りしております。ご希望の方は
こちら
から、生地をご希望の商品名とお送り先のご住所をおしらせください。
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小梅にはもともと、脇全開でちょっと変わった形のガーゼの半じゅばんがありました。これは衣紋が好きなだけ抜けて、襟元を合わせたらもう崩れてこない、襟元の悩みを解消する商品です。でも、着付けが簡単になるか、っていったらそうでもないようなのが気になっていたんです。
でも半襟カットソーは違います。圧倒的に、今までになく簡単で、しかもクリッとしっかり衣紋が抜けます。
着物は着替える前にヘアのセットとお化粧したほうがいいって言われますが、この半襟カットソーはかぶりなので、お化粧前にこれだけは着た方がいいですよ。衿にプラ芯入れるんですけど、そのせいもあって、かぶるとき襟裏がお顔にあたる確率高し。うっかり忘れて先にお化粧しちゃったら、スカーフとか別布をかぶって着た方がいいと思います。
でその着方なんですけど、カットソーなんで着るだけです。プラ芯は衿の先から入れますが、着る前に入れてくださいね、着てからだと難しいです。
でもって、着たら、身頃の前に背中心ならぬ腹中心(!)の縫い目がありますのでこれで中心を確かめてください。どうでもいいようですが意外と大事。上から着物着たとき、微妙に左右にずれてるのがあとからわかったりすると面倒ですから。
それから、衿合わせして、ベルクロで貼り止めたらおしまいです。今までの苦労は何だったのかと、一瞬ぼーっとするほどの簡単さ。

素材は綿95、ポリウレタン5の、ぴったりフィットするストレッチ。そこが実はミソでして、サイズはフリーなんですが、襟元の合わせをすべての人にそこそこいい感じにしていただくために、衿だけじゃなく身頃もフル活用します。
もし衿肩あきをもっと開けたかったら(首回りゆったり)肩と袖を外に引っ張ります。
もっと詰めたかったら、逆に肩と袖を首の方へ引っ張りあげてください。
もっと合わさりを浅くしたいのにベルクロの長さが足りないなら、身頃を中心に引き寄せたらベルクロも一緒に内側に移動するでしょ?
身頃がぴったりフィットなおかげで、どこも引っ張らずにすんなり着たときの衿とベルクロの可動範囲以上に、身頃を伸縮させることで襟まわりも大きくしたり小さくしたりできるというわけ。細かい寸法は、ショップページでご確認くださいね。
でこれ半じゅばんだから、うそつき袖はどうするのって話なんですが、まぁこのカットソーにうそつき袖をつけてもいいでしょうけど、身頃に伸縮性があるから、きっちりした裄を決められないと思うんですよ。だから、着物の袖裏につけた方が、はみ出してこなくていいと思いますよ。
でももっといいのは、この半襟カットソーと組み合わせて着るために作った例のやつ。ほら、袖とたもとを、襦袢着てるみたいに中に別布をぬいつけてある、あの着物。
あの着物、色無地(江戸小紋)じゃないですか。しかも袷仕様で、小梅で初めてフォーマルいける着物。
このカットソーにあの着物だったら、子供の七五三やら、卒入学やら、自分で着られちゃいますよ。あとはお茶のお稽古だったら、これに半幅かるたをくるっと巻いたらどうですか。水にぬれても大丈夫、ひざも出にくいポリエステル製(東レシルジェリー)。
あと、衿はポリのジョーゼットなので、一越縮緬みたいな感じです。オフホワイトで優しい雰囲気。
ただこれ好きな半襟かけるには、ちょっと工夫が必要です。衿先にベルクロが付いているので、そこよりは短くつけないと、衿を止められなくなるんですよ。だから普通の半襟だと長すぎて、これ専用に切るか、折るかしなきゃいけない。
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私だったら…いつもどおり安全ピンでつけちゃうかも、あは!ま、白いまま着るならそんな心配自体しなくていいんですけどね。
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女性物だって男性用と似たようなもんでしょう!と思って作り始めたこの半襟カットソー。今回も例によって、うちの自慢の縫い子(またしても大活躍)に、こんなふうでこんなふうで、と私が絵をかいたり説明したりしたものから、パターンを起こしてサンプルを縫ってもらいました。
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で最後にこれでよしってなったとき、もとの見積もりじゃ全然合わないから取りなおさせてって言われて、出てきた金額、目玉出ました。5割増しになってたから。それってつい先週くらいのこと。つまり、出るよ、出るよ、ってデザフェス以来散々世の中に言いふらしてからのこと。
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でも何かの時ってつまり晴れ着でしょ?晴れ着は普段着より着付けが難しいのに、普段から着てなくて、そのときだけばっちり着られるようになりたいとしたら、やっぱり身につくまでは何度も着る機会がないと難しいと思う。
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小梅のオリジナル、すずめコート
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Posted by 小梅店主 at 13:39│Comments(2)
│商品のご紹介
この記事へのコメント
おー!!!
ついに完成ですね!
おめでとうございます!
ついに完成ですね!
おめでとうございます!
Posted by moto at 2014年12月22日 22:55
あっっ…こちらにコメントいただいていたとは!
ありがとうございます、ながいことブログを放置してしまいました、ごめんなさい!
半襟カットソーもうお試しいただきましたか?
次はもう少し袖を長くしようかと思ってます。
今年もよろしくお願いいたしますm(_ _)m
ありがとうございます、ながいことブログを放置してしまいました、ごめんなさい!
半襟カットソーもうお試しいただきましたか?
次はもう少し袖を長くしようかと思ってます。
今年もよろしくお願いいたしますm(_ _)m
Posted by 小梅店主
at 2015年01月09日 12:04
